ホーム>スタッフブログ

スタッフブログ

当相談室の経緯⑳

「新社会人・新入生へエールを!」

 新社会人・新入生おめでとうございます。やっとここまで到着できた感じでしょうか。今、どのような職場や学校に所属しているのでしょうか。ご自分の思いが叶ったところに立っているのでしょうか。第一の目標のところでなくても、そこをよきとして頑張り努力していけば、いい成果が実ることでしょう。自己の選択に狂いはなかったと思えるようになればいいですね。そう願っています。

 いずれの立ち位置であっても、ここがスタートラインです。大切にすることです。今、自分の将来像を想像はできても、確実なものではありません。どんな人でもそうでしょう。優等生であろうとなかろうと、どこの学校の学生でであろうとも、スタートは皆さん、平等であるといえましょう。すべての人が目標に到達できる可能性と自由を持ち合わせています。

 これから先輩や上司との付き合いが始まります。皆さん、自分なりの希望を目指して努力してきています。まわりの人のやること、なすことを見よう見まねして今日に至っているいるのではなく、自分の確固とした意志を持って自分の生き方を貫いてきた人たちでしょう。そういう人は誰から見ても、魅力的に映ります。そういう人の後に続くといいでしょう。しかし、誰でもそういう生き方ができるとは限りません。そういう人たちにはきっとある一つの共通点が見出せるかもしれません。何があっても、しっかりと自分の意見を持ち、伝え、また他者の意見をも聞き入れる度量の深さ、そして何よりも壮大なこころと夢と希望を抱いてそれを捨てない探究心と持続性ではないかと思います。

 若さゆえの失敗や失望もあることでしょう。そして、嘲笑されたり、からかわれたり、若いくせに・・・と暴言を吐かれたり、あまり気にすることなく次にチャレンジすればよいでしょう。尻込みすることなく、前に進むことです。そこから、失敗を成功に導き出すのです。この繰り返しができればしめたものです。不安もどこへやら・・・、次々といいことが目の前に現れてくることでしょう。今は試練。でも夢や希望を持ち続け、一つひとつ叶うよう努力していきましょう。社会には自分を試すさまざまな要素が存在します。それを探すのも悪くはありませんね。自分を含めて社会全体が幸福になりますように!

当相談室の経緯⑲

~口コミからの相談~

 当相談室はホームページをご覧になってお越しになる方もいますが、最近はどちらかというと、口コミのほうが多いように思います。どこの相談室でもその概要をホームページで公開してはいますが、相談するにしてもどこがよいのか、地理的にも金銭的にも決断がつかず、結果的には事が何ら解決することなく、どんどんと泥沼にはまり込んで、にっちもさっちもいかなくなってしまうことになりかねません。またせっかく相談しに行っても、高い相談料ばかりとられて、納得しかねる結果になってしまうということも耳にします。結果はともかくとしても、しっかり相談内容を把握し、錯綜している問題の糸口を見出し、説明し、納得と同意を得なくてはなりません。そこに行き着くまでには、精神的葛藤や迷い・不安もあるでしょう。時間もかかります。それでも真剣に耳を傾け、引き受け受容し、共感的態度で対応することが求められます。ですから、一回では終わらず、次回の相談の予約も必要になってきます。そしてアフターフォローも欠かせません。

 口コミには、説得力があります。あそこの相談室は「とことん相談にのってくれる、親切でよく聞いてくれ横柄ではない、営業的ではない、真剣そのもの、人の幸せを心底考えてくれている、相談料も高くはない、電話連絡もしてくれてその後の配慮もある、カウンセリングや相談受理に自信がみなぎっている・・・」等々、友人・知人・近所の方にも必要があれば口コミでお話ししていただいています。ありがたいことです。

 当相談室は今現在、ボランティ的精神が強いわけですが、他にはない今までの経験や強みをすべて活かしてのカウンセリングや相談受理を行っています。元々はストーカー等の犯罪被害者支援から始まり、アルコールや薬物等の依存の問題、それに平行して家族問題、さらには少年や学生の精神的・心理的サポートにも対応し、すべては個人・家族・社会の幸せや安心・安全に寄与するものとなっています。

 いよいよ新年度がスタートします。新入生・新入社員は勿論のこと、これから新しいことに挑戦しようとしている方、何かに一歩踏み出そうとしている方等々、その初心を胸に刻み込み、正々堂々、明るく楽しく前進することを切望します。

当相談室の経緯⑱

 早いもので2月も半ばになり、これからますます心機一転という気持ちもどこへやら・・・、何となくいま一つ調子がのらないという方の相談にものったりします。仕事のしすぎや、逆に休みすぎると、生活のリズムがみだれ、注意散漫、あわや車の事故にも遭遇する危険性も、ちょっとしたことで怪我にも・・・、一番つらいのは睡眠不足になりがちになるということ・・・、やはり今までの生活のリズムを取り戻す努力が大事ですね。頑張りすぎずに少しずつペースを上げていくこと、十分な睡眠、昼寝もいい、早めに起きたり、散歩したり、日光浴をすることなど、自分に合った方法が必ずあるはずです。また、一日のリズムを夜型から朝型に戻すことから始める必要のある人もいることでしょう。中心は仕事であったり、学校であったり、後は自分の好きなことに没頭する時間を持つことも必要ですね。特に若い方には参考になる格言・・・「青春とは人生のある時期ではなく、こころの持ち方をいう・・・サミュエル・ウルマン」、自分に過度な負担にならないような頑張り、努力を続けましょう。

 何かを始めて上手くいかないこともあるでしょう。しかし、人から非難されると苦しいものですね。ここで前に進めなかったり、不安がつのり悩んでしまう、どうしたらよいかという相談があります。ここはちょっと我慢のしどころです。ここでひるんではいけません。人から非難は受けるでしょうが、その後の本人の対応如何で非難の度合いが二倍・三倍にもなるし、逆にマイナスにもなります。ですから、認めるべき落ち度は迅速に認め、その後の対応に真剣に取り組むことが最善の策といえましょう。要は、人は何か起こした人に対して非難するかもしれませんが、その起こしたことにどう対処したかによって非難が、賞賛にも変化するということがいえます。落ち込みに埋没する前に何らかの手はずをして前に進みましょう。目標に一歩一歩前進を!

当相談室の経緯⑰

 新しい年を迎えました。そして仕事のスタートを切りました。1日、3日の新春箱根駅伝を観て、大いに感動し、今年もがんばっていこうという気概を持ったものです。この気持ちは今でも変わらないものとなっています。

 さて、今年はどんな年になるのでしょうか。何を思い何に関心を持って進んだらよいのでしょうか。世界情勢は緊迫しています。国際秩序はどのような展開になっていくのでしょうか。、アメリカの保護主義政策の結果、国際秩序が機能不全を起こし、権威の喪失、その結果各所にその空白が生まれています。そして空白を一目散に埋めるべく中国が存在感を顕著にしています。また、アジア周辺諸国での海洋利権の問題やナショナリズムの台頭、その意味では偶発的な軍事衝突のリスクが高まっているといえます。北朝鮮の問題も猶予を置けない情勢といえましょう。さらにはメディアやネットでの激戦が行われ、覇権争いも勢いを増してくるものといえます。いろんな意味で、目を話せない国際情勢が見え隠れするなかで、国内情勢にも一段と関心と興味を持って注視していく必要があります。

 国内においても、さまざまな事件や事故、各種切実な問題、病気や怪我、家族のしがらみの問題、自然災害、個人的にも不安や悩みは尽きないものでしょう。避けて通りたいところですが、そうもいかないわけです。目を瞑るとしても、すぐに現実は見えてしまうものです。嫌と思っても払拭できないのが現実というものです。では真っ向からぶつかりましょうか。すぐ跳ね返されてしまいかねません。地道に少しずつ考えながら誰かに相談しながら一歩一歩前進することでしょう。時間がかかっても、そのほうが得策といえます。焦りは禁物です。どう進んでいけばよりベターなのかを検討し模索していくことが大事です。そのお手伝いを当相談室は、今年もみなさんと寄り添ってまい進していこうと思います。

 ご自分にとって少しでも納得の行く年であることを祈念して止みません。そして明るく前に進めることができれば幸いです。今年もみなさんのお越しをお待ち申しております。

当相談室の経緯⑯

 今年も残り少なくなりました。忙しい世の中ですが、当相談室は厳かに生活上の悩みや困りごとなどに対応してきています。今年を振り返ってみますと、職場の立場上での悩み、介護現場のいじめや嫌がらせに相当する対応、職場の金銭トラブル、その他個人的・家族的問題など・・・、早急には解決が難しい問題もありますが、一つひとつ焦ることなく複雑に絡みあった枝葉を研ぎほぐしながら、光の見える方向へと歩むことができる問題ばかりです。どこかで誰かに相談することで気持ちも和らぎ、穏やかな生活へと前進することができます。そのお手伝いをしていくのが当相談室の役割でもあります。

 今年も痛ましく悲しい事件や事故が発生し、相次いで命を落とされています。天災事変とは違って人間の英知・優しさ・親切心・共存意識・痛みへの配慮・他愛の精神・強欲からの開放・人権意識と感覚・絆などの実践によって避けて通れる難所もあります。1月には大手出版社社員による妻の殺人事件、2月には昨年起きた相模原殺傷事件の元職員を殺人罪・殺人未遂で起訴した件、3月には千葉県我孫子市の排水路脇の草むらに小3女児の遺体遺棄事件、4月には千葉県我孫子市の事件に関し保護者会長を遺棄容疑で逮捕した件、5月には広島県警の警察署内で事件の証拠金8572万円が盗難にあった件、6月には福岡県警の巡査部長が妻子3人を殺害した事件、7月には神戸市内で高齢夫婦と近隣の女性を殺傷したとして孫を逮捕した事件、8月には山梨市長が市職員の採用試験を改ざんしたとして収賄容疑で逮捕された事件、9月には大手広告会社・電通の違法残業事件で検察側は罰金50万円を求刑した件、10月には福井県池田町教委が本年3月の中2死亡事件で「教師の叱責苦に自殺」との報告書を公表した件・神奈川県座間市のアパート1室に切断9遺体が見つかり同住人の男を逮捕した事件、11月には札幌市内の路上で女性を刺した疑いで中学1年の少年を児童相談所に通告・保護した事件、12月には相撲界での傷害事件など等、社会事象が多発しています。相撲界での出来事は、今後も尾を引きそうですが、事件と相撲協会の問題は明確に切り離して対処すべきものと思います。

 いつの世にも人間が絡む多くの問題は、如何し難く思います。しかし、どこかでストップをかけたり、断念したり、事なきにあらずの状態にもっていくこともできるはずです。多くは過去へのこだわりや将来への不安がマイナスの事案を発生させてしまう傾向があります。最初からでなくても、途中からでも考え直し、見直し、振り返る意識の醸成が不可欠と思う今日この頃です。本年も感謝の一言が来年への飛躍になればと思います。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

当相談室の経緯⑮

ボランティア活動への誘い~だれでもできる、生きがいボランティア活動③

・専門性のあるボランティア活動

 ボランティア活動をする際の専門性は、長く続ければ続けるほど、経験のみではうまくいかないことが生じてくるものであり、それにプラスされるものが要求されたり、社会情勢や社会意識の変化によって、新しい知識や技術の習得が必要になってくるという理解も大切なことである。そうすることが、更にボランティア活動への飛躍の大きな第一歩であることを考えるならば、気持ちも楽になり、ヘルパー講習を始めとした各種研修への意欲も益々高まることになる・・・

・忙しい人ほど仕事と複数の活動を掛け持ち

 さて、忙しくいろいろなことに手を出したり、チャレンジする人には、それがうまくできるベースが、どこかにあるということである。四十歳頃まで仕事をしてきた人には、それまでの仕事がベースとして備わっている。どんな仕事であったとしても、そのベースになるものが、残っているはずである。要は、ベースになるものを有効に活用するかどうかにかかっている。時間的、金銭的余裕を含めて、他のもろもろの余裕の有無を鑑みても、忙しく活動している人ほど時間のやりくりがうまいし、実に気持ち良く時間を有効に活用していると考えられる。そこに複数のことを着実に処理できる有効なヒントが見出せる。ボランティア活動は掛け持ちすることもできる。日々の健康第一は当然としても、なおかつ余裕があれば、楽しく愉快に一日を目一杯意義あるものにして行くためのボランティア活動もけっして捨てたものではないのである・・・

・自分のやりがいを感じるボランティア活動

 一つのことを長く続けられる要因は、何と言っても「やりがい」にあると思われる。この「やりがい」をどう考えるかが問題である。何かがあって初めて行動できる。何かを求めて頑張る。気が滅入る時が多少あったとしても、やり抜いた後の爽快さは何にも尽くせないものがある。自分自身を「平常」「平静」「平穏」の気持ちに保ちつつ、ボランティア活動を通して、人との交流を図っていくことができれば、事は簡単である。しかし、そう容易なものではない。この「やりがい」を阻害するものは、「人間関係のまずさ」である。これが崩れるとその後が続かない。どんどんまずい関係が形成される。早めに修復されればいいが、いったん溝が深まると、やる気も半減してしまうことが常となる。これでは、せっかくのボランティア活動も台無しである。ではどうすればいいのか。「やりがいは永遠である」という考えが目に浮かぶ・・・

 今では、ボランティア活動の継続的地域への根ざしと信頼性によって、NPO法人への転換が盛んである。人、もの、お金がそろって初めて生活に密着した地道な活動ができていく。当相談室も、ボランティア精神に則って人のためになる相談やカウンセリングを導入することで、より多くの信頼性が期待されています。どうぞ、ご活用ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当相談室の経緯⑭

ボランティア活動への誘い~だれでもできる、生きがいボランティア活動②

・年をとる前に活動を

 私自身としては、四十歳を過ぎてからボランティアと名のつくものをやってみたまでのことであるが、警視庁在職中には剣道、合気道、逮捕術、杖術、マラソン等々で汗をかいた経験があってか、仕事以外でも身体を動かし、いい汗を大いにかき、一つのことが終わった後の無償の大汗がひたる喜びは、全身にしっかり焼き付いて忘れられないものである。年齢的にも、四十歳は絶好調である。今がスタートラインに立たされている。今こそ何があっても、耐え忍び、ひるむことなく、正々堂々と自分の可能性をもう一度引き出せる好機到来のチャンスである・・・

・ボランティア意識~助け合わなければ

 ボランティア意識とは何か。誰でも心の内に秘めている人への「自発的」「無償的」「自然的」「非功利的」「他愛的」要素を伴う無我の心境と、「他者肯定」「他者受容」の人間愛に他ならない。そこには自己犠牲的精神さえも感じることができる。しかし、そこまでの心境に至るには、それなりの時間と絶え間ない労力を要する。なかなか、そこまでに至らないものである。それでよしとすればいい。その気持ちが大切である。いつかは納得のいくボランティア活動ができるようになる。その気持ちを実行に転化していくことが、何よりも大事である・・・

・かつては「お金と暇のある人の無償奉仕」、今は「有償ボランティア」

 ボランティア活動に関して、無償か有償かという議論がある。元来の自発性・自主性という言葉からすれば、無償が一般的であるが、現実は必ずしも無償とは限らず、有償であることが最近の特徴でさえある。この点は、ボランティア活動を受けようとする人の積極性と必要性がますます高まっている証拠である。自分にあったボランティア活動をする人を探しあて、日常生活の質と量を吟味し、さらに豊かになろうとする当然の追及心が根底に潜んでいる・・・

 当相談室も、新規の方、二回・三回と利用する方など、いかようにも利用していただきたいわけですが、要は早めに気軽にご利用いただけますと幸いです。その分、対応も迅速にでき、複雑・多義にならないで済むことになります。これからも、安心・安全・明確をモットーにした対応を心がけていきます。

 

 

当相談室の経緯⑬

ボランティア活動への誘い~だれでもできる、生きがいボランティア活動

 今回からは、自身の著書でもある(「ボランティア活動への誘い」2004.新生出版)からの抜粋を提示したいと思います。さまざまなボランティア活動がいたるところで実践され、この活動も一般化されています。私自身も本業のかたわらで、自分のできることをボランティアと称して実施してきています。この本のなかでは、ちょうど10年間続いて実践してきた”介助ボランティア”と、それにあわせて”ドイツでの介助ボランティア”を紹介しています。

 「多くの選択肢のなかにボランティア活動がある。特に阪神大震災を契機として、ボランティア活動の現実的意義と目的が叫ばれ、地域の自主的援助活動の一環として、重要な位置を占めて久しい。何も肩ぐるしいものではなく、人間として心底から湧き出る自然の発露(親切心)に過ぎない。しかも、大抵の苦労はどんなことでも付きまとうと言えども、この経験は大いに意義のあるものであることが自他ともに感じられる。」

 「10年間の私のボランティア活動も、さまざまなものが展開された。主として仕事が終わった、まだ時間的にも体力的にも余裕のある夕刻や土・日曜日をフルに活用しては、あちこちと走り回ってきたものである。今顧みれば、体力、気力、人への思い、役立とうという熱意、社会への強烈なアクションの連続であった。そのような目まぐるしくも、一種の充実した生活のなかで、10年もの長きに渡って継続し続けてきたものがある。身体的ハンディキャップを持っている人への介助ボランティアである。」

 「ボランティア活動は自主的に実践するものである。人から強制されて行うものではない。自分の熱意に従って、自分に合ったものを少しずつ、焦らずこつこつと自分のために行うものである。それが結果的に人のためになるものである。しかし、結果を得るために焦ってはならない。いかに継続するかが大事になってくる」

 「自分なりのボランティア活動を真摯に地道に展開し、現在のせせこましい生活のなかに、少しでもゆとりと活気をもたらし、見ず知らずの人と共に生きていることの喜びを体感したいものである。」

 上記は著書の”まえがき”の一部です。これからは、具体的な内容に入り、再考していきたいと思います。また、当相談室はボランティア活動の一環として実践していることも付け加えておきます。

 

当相談室の経緯⑫

~依存症からの回復過程より~

 依存の問題(アルコールや他の薬物など)には難しいものがあります。当相談室でも、この問題の相談を受理し、対処の方向性を示しています。依存の問題は、単に本人だけの問題ではなく、本人を取り巻く身体的・精神的・心理的側面や家族的・環境的・社会的側面に至るまでの困難な問題を含めてトータルな支援方法を考え、実践していくことが必要です。また、本人を支援する社会的資源不足や本人自身の否認の問題、高齢化や重篤化の問題、アルコールや薬物の併用化の問題などが回復をさらに困難にしていることも見逃せません。

 その意味では、回復するための絶対的条件は、依存から脱却すること(依存を絶つこと、断酒・断薬)にあるとはいえ、本人の回復へのサポート方法も多様性を帯び、個々人の課題も山積している現状があります。

 私はかつて生活保護法に基づくアルコール依存症リハビリ施設に勤務し、2003年1月から1ヶ月あまり、アメリカ・カリフォルニア州ランチョ・ミラージに位置するベティ・フォード・センター(BFC=アイゼンハワー医療センター内の薬物依存症専門治療センター)でPIRプログラム(外部専門家実習プログラム)の研修を受けてきています。このプログラムには、入院患者プログラムと家族プログラムの二つがあり、両プログラムに参加しました。日課には、運動を含めた各種セラピー・ミーティング・講義・実習活動などがあり、個々人に合ったプログラムが用意されていました。そして私を含めて3人(メキシコのソーシャルワーカー、アメリカの医学生)の実習生には、スーパーバイザーがついてくださり、厳しい毎日の振り返りが功を奏しました。

 今でも、この海外研修は相談を受けるにあたって大いに役立っていることは、言うまでもありません。ここで、当相談室の経験から回復への提言をします。

「自助グループの活用=人の体験を聞くこと=自分の体験を語ること=グループセラピーの大切さ」、「回復を信じ謙虚な気持ちで歩むこと」、「スポンサー=回復のステージにいる人=話し、助けを求めることの大切さ」、「回復に役立つ本を読むことの大切さ」、「毎日、日誌をつけることの大切さ」、「自己の振り返りと気づきの大切さ」などです。

 回復には時間がかかります。本人や家族の方にも回復を信じていただき、双方の言い分をよく傾聴しながら、本人に合ったアドバスを進めてまいります。

 

当相談室の経緯⑪

 当相談室のカウンセリングや各種相談受理の基本を述べておきたいと思います。   

 そもそもがボランティア精神でスタートし、問題を誠心誠意、吟味し、その解決に導いていくための方法を一緒に考えてきています。今抱えている問題が、明日からの生活において、即効果が現れる様な問題対応・問題解決型のカウンセリングと相談を基本に沿えています。

 問題の根源はご本人のみにあるのではなく、個人を取り巻く環境、さらに個人と社会環境の相互影響関係の良否にあると考え、総合的な観点から問題を俯瞰的に眺めていきます。

 時間をかけ、長い目で自分自身を見つめていく心構えと謙虚な気持ちを育てていきます。相談すれば必ずその結果が見出され、広い視野からのものの考え方への気づきが発見できるような柔軟で現実的なカウンセリングを提供しています。

 その際には、プライバシーに十分配慮し、その厳守に努めていきますので、ご安心できます。事後のアフターケアにも万全を期しています。

 相談室は憩いの場、心地よい居場所、語らいの場としての機能をもたらします。そして、安心・安全・安定・信用・信頼をモットーにしていきます。

 問題発見の際はスピーディーに、繊細なセンスを持って、ワイドアイを心がけ、全体を見渡します。

 声無き時代に対応し、声無き声に耳を傾け、声無きを聴き、形無きを見ることに懸命になることで、問題の所在が明らかになります。

 

 

 

ページ上部へ